これまで、うつ病の診断基準は
「2週間から4週間程度の抑うつ気分」などの項目がありましたが
これは、あくまで中高年のうつ病をモデルに作られたもので
若者のうつ症状には、このものさしで測れない「うつ」が存在するのかもしれません。
中高年のうつ
- まじめ
- 責任感が強い(断れない)
- 周囲の期待・評価が下がることを気にする・期待に応えたい想いが強い
- 几帳面で、完璧を求めてしまうため、それを実現できないと0%か100%かになってしまう
共通しているウツの症状
- 気持ちの落ち込み
- 意欲・食欲・性欲の低下
- 焦り
- だるい、疲れる、動けない
- 睡眠障害
ところが、若者にしか見られないうつの症状もあります。
若者のうつ
- 自分への愛着(過信・愛情)が強い
- 根拠のはっきりしない自信がある(自分は、○○大学を出たのだから・・・など)
- 規則に従って動くことを好まない(規範への抵抗性が高い)
- 周囲の環境(人的環境)に溶け込むことができない
- だるさがほかの症状が消えても、残る
- 他人のせいにしやすい(上司にしかられたことを皮切りに、出社できなくなるなど)
この場合、原因によっては薬よりも環境を改善していくことが理想です
しかし、「Aさんはうつ病なので、みんなでやさしく接していきましょう」という会社は存在しないと思いますので
精神科の薬だけでなく、運動などで物理的に身体を動かして
筋肉を動かすことで、ストレスを発散させていったり
他人のせいにしない治療(内観)などをしていくことが重要です。
どうやら、うつの薬は
比較的社会経験の少ない若者のウツには不向きな場合があるようです。
ニートとのつながりを示唆する文章も、たまに目にしますので
ひょっとすると、挫折をうつ病と診断してしまい
その結果、休息をとりすぎて社会復帰を困難にしてしまうのかもしれませんが、どうでしょうかね?
医者に行くと、初診で話はあまり聞かないで
必ずといっていいほど抗うつ剤が処方されますし
二回目以降は薬のカウンセリングがメインとなり
症状や生活環境などに関しての「世間話」は少ないとおもいます。
やはり、除外診断をしてから「抗うつ剤」を処方しても遅くはないと思うのですが・・・
いまの日本は、一度離職すると敗者復活戦に望むことさえ困難になっていく仕組みがある気さえしてなりません。
参考文献:NHKテレビテキスト「きょうの健康」