ずっと大変だったね・・・。でも、もう大丈夫だよ!

メンタル
この記事は約4分で読めます。

 

なぜか「自分だけが損をする」ように感じるとき

日常を送っていると、ふと「なんで自分だけこんな目に遭うんだろう?」と思うことはありませんか?
例えば、救急搬送をお願いしても断られてしまう。あるいは、引っ越しをして新しい環境に移ったはずなのに、なぜか必ず近所にトラブルメーカーのような人が現れてしまう…。

こうした出来事が続くと「もしかして自分が何かを引き寄せてしまっているのでは?」と感じたり、「運が悪い人間なのかもしれない」と自分を責めてしまうことさえあります。


集合住宅が生み出すネガティブな連鎖

特に、安心して暮らせない人たちが多い集合住宅に住んでいると、問題はさらに複雑になります。
その建物全体に不満やストレスといったネガティブなエネルギーが溜まりやすくなり、住んでいるだけで心がざわつき、怒りや不満が勝手に膨らんでいくのです。

これは「自分が弱いから」でも「精神的に未熟だから」でもありません。
空気や雰囲気が重い環境に長時間いると、誰でも影響を受けてしまいます。
すると「不満 → 怒り → さらなる不運」という悪循環が始まり、抜け出せなくなってしまうのです。


同じ悩みを持つ人は意外と多い

最近、このような体験について「どうしてこうなったのか」「どうやって抜け出したのか」を知りたい、と立て続けに3人から相談を受けました。
「もしかして、同じように苦しんでいる人がもっといるのでは?」と感じ、今回記事にまとめることにしました。


■ 怒りに支配されていた30代

私自身も、30代までは「怒り」との付き合い方に苦労していました。
周囲から理不尽な扱いを受けると、まるで人が変わったように激しく怒ってしまうのです。

このコントロール不能な怒りを恐れて、運転免許を取るのも見送りました。
「もしも煽り運転をされたら、感情を抑えられず危険な行動に出てしまうのでは」と思ったからです。

また、仕事に就いても、上司に叱責されたときに逆ギレしてしまう自分を想像すると怖く、結局は引きこもることを選んだ時期もありました。
その頃は、「人と接するあらゆる職業に向いていない」「社会に出ること自体が危険」と感じ、人生の可能性を大きく狭めてしまっていました。


■ 怒りを生む3つの要素

長い試行錯誤の末、私は「怒りを引き起こす3つの要素」があるのではないか、と考えるようになりました。

  1. 損失性
     本人にとって「損をした」と感じる変化です。
     プライドを傷つけられる、話を遮られる、経済的な損を被る、バカにされるなど。

  2. 密室性
     自分には見えないところで、相手の一存で決まる出来事です。
     横からの割り込み、年下に鼻で笑われる、一方的に決定されるなど。

  3. 強制性
     抗うことができず、受け入れるしかない状況です。
     「黙って従え」という雰囲気、割り込まれた車が礼も言わず走り去る…そんなケースです。

この3つが重なると、心は爆発寸前の「リーチ状態」に入ります。
さらにそこに劣等感やトラウマが加わると、解離が起こり、まるで別人のような激しい怒りが噴き出してしまうのです。


■ トラウマがあると怒りは100倍に

トラウマを抱えていない人にとっては「ちょっと不快だな」くらいの出来事が、トラウマを持つ人にとっては「過去の怒りの蓄積」と結びつき、桁違いの怒りへと変化します。

例えるなら、他の人が「レベル3の不快感」で済むところを、当事者は「レベル100の怒り」として感じてしまうのです。
しかもこれは「意思の力で我慢しよう」としても簡単に抑えられるものではありません。

テレビやニュースで見る「あおり運転」や「コンビニで土下座を要求する事件」も、こうしたメカニズムが背景にあるのかもしれません。


■ 脱出のきっかけになったもの

私がこの負のループから抜け出すことができたのは、いくつかのきっかけがあったからです。

  1. 整体(神奈川県まで来られる方限定)
     体の歪みを整えることで、心の緊張や怒りも和らぎました。

  2. 植物療法(フラワーエッセンス)
     自然の力を借りて感情を調整できる方法です。価格も手頃で効果を実感しやすく、今でも時々取り入れています。

  3. カウンセリング(2024年10月現在、神奈川県まで来られる女性限定)
     専門家に話を聞いてもらうことで、自分では気づかなかった思考のクセやトラウマの影響を整理できました。

特にフラワーエッセンスは取り組みやすく、解離を抑える5つのエッセンスをブレンドした「レスキューレメディ」は心の安定に大きな助けとなりました。


■ 劣等感とエネルギーの向き

最後に、劣等感を持つ人が怒りをどう表現するかは、エネルギーの向きによって変わります。

  • 劣等感 + 外向きのエネルギー → 暴力・パワハラへ

  • 劣等感 + 内向きのエネルギー → 引きこもりへ

つまり同じ「劣等感」という種を持っていても、そのエネルギーの流れ方次第で人生の展開は大きく変わってしまうのです。


まとめ

怒りは「悪いもの」として押し殺すだけでは解決しません。
仕組みを理解し、トラウマや劣等感がどのように作用しているかを知ることで、初めてコントロールの糸口が見えてきます。

そして、整体・植物療法・カウンセリングといった具体的なケアを取り入れることで、悪循環から抜け出すことは可能です。

同じように悩んでいる方へ、少しでもヒントや安心につながれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました