2026年 ついにAmazonプライムを卒業しました

2026年 ついにAmazonプライムを卒業しました カブアンド
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1円でも安く、を卒業するという選択

価格競争の先にあった“静かな貧困化”から抜け出すために

確かに安い。
確かに早い。
だからこそ、私たちは長いあいだ Amazon を使い続けてきました。

「町の本屋が消える」と言われ始めてから、気づけば20年近くが経ちました。
いまやネットスーパーやECサイトで最安値を探すと、ほぼ必ずAmazonに行き着く。
低価格と高速配送は、生活インフラと言っても過言ではありません。

しかし、その便利さの裏側で、私たちは別のものを静かに失ってきたのではないでしょうか。

安さを追い求めた結果、給料が上がらなくなった

「1円でも安いものを探す」
この行動は、個人単位では合理的です。

けれど、社会全体でそれが常態化すると、次のような循環が生まれます。

  • みんなが1円でも安いものを探す
  • 価格競争が激化する
  • 企業は人件費を抑えざるを得なくなる
  • 給料が上がらない、もしくは下がる
  • 原材料価格が上がっても吸収できない
  • 数を減らす、頻度を減らす、買い控える

こうして日本は、
デフレを長く経験したあとに、数字上のインフレと体感的な貧困が同時に存在する
という、歪んだ状態に入りました。

問題は「安さ」ではなく「流れ先」

もう一つ見逃せないのが、お金の行き先です。

Amazonをはじめとする巨大プラットフォームの多くは海外資本です。
私たちが「1円安いから」と選んだ消費の積み重ねは、

  • 利益
  • 税収
  • データ
  • 雇用機会

を、日本の外へ流し続けてきました。

目先の支出は減っても、
国内で循環するはずだったお金が減り、結果として自分たちの給料を押し下げる
そんな構造が出来上がってしまったのです。

「どこから安く買うか」から「誰から買いたいか」へ

これから必要なのは、
「最安値探し」をやめることではありません。

問いを変えることです。

  • ✕ どこから一番安く買えるか
  • ○ 誰から買えば、国内が少し潤うか

価格だけでなく、
応援したい人・企業・思想から買う
いわば「ファンビジネス的な消費行動」への転換です。

ただし、これは精神論では成り立ちません。

経済は、いきなり機首を上げると失速する

下降中の経済は、航空機と同じです。

いきなり機首を引き上げれば失速します。
まず必要なのは、

  • 下降線を止める
  • 水平飛行を保つ
  • エンジンを吹かすための初速をつくる

という段階的なアプローチです。

給料が減り続ける状況のまま
「高くても国内から買おう」は、現実的ではありません。

タネ銭がない資本主義という矛盾

株式投資をしようにも、
そもそもタネ銭がない。

「資本主義」と呼ばれる社会なのに、
国民の多くが“資本”と呼べるものを持っていない
これは大きな矛盾です。

だからこそ、

  • サラリーマン一択の人には
    • 賃金を増やせる企業を優先的に支援する
    • 内部留保に回さない約束ができる企業を評価する
  • フリーランスには
    • スキルに応じた簡単なタスク
    • 隙間時間でできる仕事
    • 小さく回るビジネス環境

こうした墜落を防ぐための下支えが先に必要になります。

ファンビジネスへの移行は「回復後」でいい

経済がある程度フラットになってからで構いません。

  • 1円でも安いものを探す購買心理
  • 数字だけの効率主義

ここから少しずつ、

  • 応援したい相手
  • 続いてほしいサービス
  • 国内で循環する仕組み

を基準にした消費へ移行していく。

その結果、

  • GAFA に一方通行で流れていたお金が
  • 内需として循環し
  • 国内経済は安定し、少なくともコントロールしやすくなる

行き過ぎたグローバル化も、自然と減速していくでしょう。

デジタル後進国だからこそ、伸びしろがある

そもそも日本は、

  • 国産クラウド
  • 国産SaaS
  • 国産プラットフォーム

が育ちにくかった、デジタル後進国でもあります。

逆に言えば、
ここに本気でテコ入れできれば、V字回復の余地が残っている
とも言えます。

価格だけではない価値。
ファンとして支える経済。
国内で循環するデジタル基盤。

「1円でも安く」を卒業することは、
我慢ではなく、未来への投資なのかもしれません。

V字回復のスイッチは「買い物のルール」にある

「V字回復」と言うと、景気の話に見えますが、もっと身近なところにもスイッチがあります。

それが、私たちが日々やっている“買い物の基準”です。

安さを求めること自体は、悪ではありません。生活を守るために必要な場面もあります。

ただ、もし社会全体の合言葉が「1円でも安く」だけになってしまうと、最後に削られるのはだいたい人件費です。作り手や売り手、運び手の余白が削られ、気づいたら“自分の給料”も上がりづらくなる。これが、静かに続く負の循環です。

逆に言えば、ここにテコ入れできると、循環が反転する余地が残っています。「安さの一点張り」から「価値で選ぶ」へ。それだけで、じわっと世界の空気が変わります。

テコ入れ①:値札ではなく「寿命」で買う

高いものを買え、という話ではありません。

ポイントは寿命です。長く使える、修理できる、作り手が見える、部品が手に入る。そういう商品は、結果として「安さ」の別ルートになります。

安さは一瞬、寿命はずっと。ここを見始めると、買い物は“消費”から“投資”に寄っていきます。

テコ入れ②:「便利」を惰性で課金しない

サブスクは便利です。Amazonプライムも、配送や動画などの特典がまとまっていて強い。

ただ、便利には惰性の税金が乗りやすい。使っていないのに“解約しないまま”続いてしまうからです。

Amazonプライムは、月額600円(税込)または年額5,900円(税込)です。これを「高い・安い」で判断するのではなく、「自分は何回使ったか」で割ると、判断がラクになります。

例えば、動画をほとんど観ない。急ぎ便も年に数回。そうなると、月600円が「便利」ではなく「惰性」になっている可能性がある。だから、卒業には意味があります。

テコ入れ③:浮いたお金を「循環する場所」へ移す

卒業の本番は、解約ボタンを押した瞬間ではありません。

浮いたお金をどこへ移すかで、V字回復の方向が決まります。

  • 近所の店、地元の生産者、直販、個人店
  • 好きな作り手(本・音楽・YouTube・ブログ)の応援
  • 「高いけど、ちゃんとしてる」を選べる範囲で選ぶ

“安さのゲーム”は世界規模で強いですが、小さな循環は、意外と簡単に作れます。そしてこの小さな循環が、生活の体感を変えてくれます。

今日からできる「テコ入れ」チェック(7つ)

  • サブスクを1つだけ棚卸しして「使った回数」で割る
  • 「最安」検索をやめて「長く使える」で検索してみる
  • 日用品を1つだけ“少し良い”に変えて寿命を観察する
  • 浮いた月600円を「応援したい何か」に回してみる
  • 送料や手数料も含めた“総額”で比べる癖をつける
  • 衝動買いの前に24時間置く(欲望の熱を冷ます)
  • 「便利」より「余白」を1つ増やす(時間でもOK)

卒業は「節約」ではなく、「生き方の調整」

プライムをやめることは、単なる節約ではありません。

「安さに引っ張られ続ける生活」から、「自分が大事にしたい価値へ寄せる生活」への微調整です。

そして、この微調整をする人が増えると、社会の空気が少しずつ変わります。“安さの一択”が崩れると、回復の余地が生まれる。V字回復って、案外こういうところから始まるのかもしれません。

参考情報(主要ソース)

Amazonカスタマーサービス:プライム会費情報(月額600円/年額5,900円)

Amazonカスタマーサービス:Amazonプライム会員特典について

About Amazon:Amazonプライム会員特典の紹介(公式)

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