庭をおしゃれにしたい方には砂利がおすすめです。砂利にも様々なデザインがあるので、種類によって色々なレイアウトも楽しめます。この記事では、おすすめの砂利やメリットなどをご紹介するので、砂利でおしゃれな庭造りをしてみませんか。
砂利を使った庭造りのメリット
雑草対策に効果的
砂利を敷くことで、雑草の生育を抑制できます。砂利の層が日光を遮り、雑草の種子が発芽しにくくなります。また、砂利の重みで土が固まり、雑草の根が張りにくくなります。ただし、完全に雑草を防ぐことはできないので、定期的な手入れは必要です。
お手入れが簡単
砂利の庭は、コンクリートや芝生の庭に比べてお手入れが簡単です。落ち葉や小さなゴミは、熊手やほうきで簡単に取り除けます。また、水はけが良いので、雨上がりの後も水たまりができにくく、乾きも早いです。
デザイン性が高い
砂利には様々な色や形、大きさがあり、庭のイメージに合わせて選べます。和風の庭には白川砂利や五色砂利、モダンな庭には黒や灰色の砂利など、好みのデザインを実現できます。また、砂利と植物を組み合わせることで、より魅力的な空間を作り出せます。
防犯対策にも
砂利を敷くことで、足音が響きやすくなります。これは不審者の侵入を抑制する効果があります。特に、夜間の防犯対策として有効です。また、砂利の上を歩くと足跡が残りやすいので、不審者の動きを把握しやすくなります。
おしゃれな庭に最適！おすすめの砂利8選
白玉砂利
白玉砂利は、真っ白で丸みを帯びた砂利です。清潔感があり、どんな庭のスタイルにも合わせやすいのが特徴です。特に和風の庭や、明るい雰囲気を演出したい庭におすすめです。白玉砂利を敷くと、庭全体が明るくなり、他の色の植物や石とのコントラストも楽しめます。
大きさは通常10mm〜30mmほどで、用途に応じて選べます。小さめの砂利は歩きやすく、大きめの砂利は存在感があります。ただし、白色なので汚れが目立ちやすいという欠点もあります。定期的な洗浄や補充が必要になるかもしれません。
ブラウン天然川砂利
ブラウン天然川砂利は、自然な風合いが魅力の砂利です。茶色を基調としていますが、白や黒、赤などの色味も混ざっているため、単調になりすぎず深みのある仕上がりになります。この砂利は、川の上流から流れてきて堆積したものを採取しているため、丸みを帯びた形状が特徴です。
ナチュラルガーデンや和モダンな庭に適しています。植物の緑や木材との相性が良く、落ち着いた雰囲気を演出できます。また、色味が混ざっているため、多少汚れても目立ちにくいという利点もあります。大きさは通常20mm〜30mmほどで、歩きやすさと見た目のバランスが取れています。
ピンククラッシュ
ピンククラッシュは、その名の通りピンク色の砕石です。優しい色合いで、庭に温かみのある雰囲気を与えます。特に、白や緑との組み合わせが美しく、ロマンティックな庭づくりに最適です。また、レンガや赤系の植物とも相性が良いです。
この砂利は角張っているため、雑草が生えにくいという利点があります。また、雨に濡れるとより色が鮮やかになるので、天候による表情の変化も楽しめます。大きさは通常10mm〜20mmほどで、小さめサイズなので歩きやすいです。ただし、他の砂利に比べて柔らかい素材のため、長期間の使用で砕けやすい点に注意が必要です。
カジュアルイエロークラッシュ
カジュアルイエロークラッシュは、明るい黄色が特徴の砕石です。庭に明るさと活気を与え、特に暗くなりがちな日陰の場所を明るく見せる効果があります。また、青や紫の花との組み合わせが美しく、コントラストの効いた庭づくりができます。
この砂利は角張っているため、雑草が生えにくいという利点があります。また、黄色は目を引く色なので、庭のアクセントとして使用するのもおすすめです。大きさは通常10mm〜20mmほどで、小さめサイズなので歩きやすいです。ただし、強い色味なので使いすぎると庭が派手になりすぎる可能性があるため、使用量や配置には注意が必要です。
ホワイトコブル
ホワイトコブルは、丸みを帯びた白い砂利です。白玉砂利よりも自然な風合いがあり、より柔らかい印象を与えます。特に、モダンな庭や地中海風の庭に適しています。白い砂利は光を反射するため、庭を明るく見せる効果があります。
大きさは通常20mm〜30mmほどで、適度な存在感があります。丸みがあるため、裸足で歩いても比較的快適です。また、白色なので他の色との組み合わせが簡単で、庭のデザインの幅が広がります。ただし、白玉砂利と同様に汚れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
青砕石
青砕石は、青みがかった灰色の砕石です。クールで落ち着いた雰囲気を演出でき、モダンな庭や和風の庭に適しています。特に、白や緑との組み合わせが美しく、洗練された印象を与えます。また、水辺の演出にも適しており、池や小川のそばに敷くと自然な雰囲気を作り出せます。
この砂利は角張っているため、雑草が生えにくいという利点があります。また、硬い素材なので耐久性に優れています。大きさは通常20mm〜40mmほどで、存在感があります。ただし、角張っているため歩きにくい面もあるので、歩行頻度の高い場所での使用には注意が必要です。
伊勢砂利
伊勢砂利は、三重県伊勢地方で採取される天然の砂利です。黄色がかった白や薄茶色に黒のまだら模様が混ざった、独特の風合いが特徴です。自然な色合いと形状のため、和風の庭に非常に適しています。また、多孔質なので水はけが良く、庭の排水性を高める効果もあります。
大きさは様々で、小さいものは5mm程度から、大きいものは50mm以上まであります。大きさによって印象が変わるので、庭のデザインに合わせて選べます。小粒の伊勢砂利は枯山水のような和風の庭に、大粒の伊勢砂利は洋風の庭にも使えます。ただし、天然素材のため、形や色にばらつきがあることに注意が必要です。
大理石の玉砂利
大理石の玉砂利は、高級感のある美しい砂利です。白を基調としていますが、灰色や薄い茶色の模様が入っているものもあり、深みのある仕上がりになります。光沢があるため、庭に輝きを与えます。特に、モダンな庭や洋風の庭に適しています。
大きさは通常20mm〜30mmほどで、丸みを帯びているため歩きやすいです。また、大理石は耐久性に優れているため、長期間使用できます。ただし、他の砂利に比べて高価なため、アクセントとして使用したり、特別な空間を作りたい場所に限定して使用したりするのがおすすめです。また、酸性の土壌や雨水に弱いため、使用環境には注意が必要です。
砂利の選び方のポイント
庭のテイストに合わせて選ぶ
砂利を選ぶ際は、まず庭全体のテイストを考えることが大切です。和風の庭なら白川砂利や伊勢砂利、モダンな庭なら青砕石やホワイトコブル、ナチュラルな庭ならブラウン天然川砂利など、庭のスタイルに合わせて選びましょう。
また、既存の庭の要素との調和も考慮する必要があります。例えば、レンガの塀がある庭ならピンククラッシュやブラウン天然川砂利が調和しやすいでしょう。木製のデッキがメインの庭なら、ブラウン系やベージュ系の砂利が馴染みやすいです。
さらに、庭の中での砂利の役割も考えましょう。メインの舗装材として使うのか、アクセントとして使うのかによっても適した砂利は変わってきます。例えば、広い面積を覆う場合は落ち着いた色の砂利を、アクセントとして使う場合は鮮やかな色の砂利を選ぶといった具合です。
砂利のサイズを考える
砂利のサイズは、見た目だけでなく機能性にも大きく影響します。一般的に、小さい砂利（5mm〜20mm程度）は歩きやすく、大きな砂利（30mm以上）は存在感があります。
小さい砂利は、歩行頻度の高い場所や、細かいデザインを作りたい場所に適しています。例えば、玄関アプローチや庭の小道などに使うと良いでしょう。また、小さい砂利は隙間が少ないため、雑草が生えにくいという利点もあります。
一方、大きな砂利は視覚的なインパクトがあり、庭のアクセントとして使うのに適しています。例えば、植栽の周りや水辺の演出、庭の一角に敷くなどの使い方があります。また、大きな砂利は排水性に優れているため、水はけの悪い場所に使うのも効果的です。
ただし、あまり大きすぎる砂利は歩きにくく、特に高齢者や子供には危険な場合があるので注意が必要です。また、落ち葉などのゴミが砂利の隙間に入り込みやすくなるため、メンテナンスが少し大変になる可能性があります。
実際の使用感を確認するために、購入前にサンプルを取り寄せて、実際に触ってみたり、庭に置いてみたりするのもおすすめです。これにより、イメージと実際の見た目や使い心地のギャップを防ぐことができます。
色の組み合わせを工夫する
砂利の色選びは、庭のデザインを大きく左右します。基本的には、庭全体の色彩バランスを考えて選びましょう。
明るい色の砂利（白、ベージュ、黄色など）は、庭を広く明るく見せる効果があります。特に、日当たりの悪い場所や狭い庭に適しています。例えば、白玉砂利やホワイトコブルは、どんな色の植物とも相性が良く、庭全体を明るく清潔感のある印象にします。
一方、暗い色の砂利（灰色、茶色、黒など）は、落ち着いた雰囲気を演出します。広い庭や、明るい色の建物に合わせるのに適しています。例えば、青砕石は洗練された印象を与え、ブラウン天然川砂利は自然な風合いを出します。
また、複数の色の砂利を組み合わせることで、より豊かな表情の庭を作ることができます。例えば、白と黒の砂利でコントラストを付けたり、グラデーションを作ったりするのも面白いでしょう。ただし、あまり多くの色を使いすぎると雑然とした印象になるでしょう。ただし、あまり多くの色を使いすぎると雑然とした印象になってしまうので注意が必要です。
砂利の敷き方のポイント
砂利を敷く際は、いくつかのポイントを押さえることで、より美しく機能的な仕上がりになります。まず、必要な量を正確に計算することが大切です。一般的に、1平方メートルあたり4〜5cmの厚さで敷くのが適切とされています。面積と厚さから必要な量を算出しましょう。
次に、下準備が重要です。地面をしっかり整地し、必要に応じて防草シートを敷きます。これにより、雑草の生育を抑制し、長期的なメンテナンスの手間を減らすことができます。また、排水性を考慮して、必要に応じて砕石などの下層材を敷くことも検討しましょう。
砂利を敷く際のコツは、均一に広げることです。熊手やスコップを使って丁寧に広げ、凸凹がないようにします。特に、歩行する場所では平坦さが重要です。また、砂利の種類によっては、水をかけて締め固めることで、より安定した仕上がりになります。
砂利を使ったおしゃれな庭のレイアウト例
砂利を使って、様々なスタイルの庭を演出することができます。和風庭園風のレイアウトでは、白や灰色の砂利を使い、飛び石や灯篭を配置することで、落ち着いた雰囲気を作り出せます。庭の一角に枯山水風の空間を設けるのも素敵です。
モダンな庭のレイアウトには、黒や濃い灰色の砂利がよく合います。直線的なデザインや、コンクリートの平板と組み合わせることで、洗練された印象になります。また、砂利の中に大きめの石を点在させると、アクセントになって面白いです。
ナチュラルガーデンのレイアウトでは、ベージュや茶色系の砂利を使うと、自然な雰囲気が出ます。砂利の上に木製のデッキを部分的に設置したり、多様な植物を配置したりすることで、リラックスできる空間を作ることができます。
砂利の庭のメンテナンス方法
砂利の庭を美しく保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日常のお手入れとしては、落ち葉やゴミを取り除くことが基本です。熊手やほうきを使って、砂利の表面を軽く掃くようにしましょう。この際、砂利が飛び散らないよう、優しく作業することが大切です。
また、雑草対策も重要です。防草シートを敷いていても、完全に雑草を防ぐことは難しいので、定期的に除草作業を行いましょう。小さな雑草のうちに抜くことで、根が深く張る前に対処できます。
定期的なメンテナンスとしては、年に1〜2回程度、砂利全体の洗浄を行うと良いでしょう。高圧洗浄機を使用すると効果的ですが、水圧が強すぎると砂利が飛び散る可能性があるので、適切な強さで洗浄することが大切です。洗浄後は、砂利の表面が乾くまで十分に時間を置きましょう。
また、長期間使用していると砂利が減ってくることがあります。その場合は、同じ種類の砂利を補充して、適切な厚さを保つようにしましょう。
まとめ
砂利を使った庭づくりは、美しさと機能性を兼ね備えた素晴らしい選択肢です。適切な砂利の選び方、敷き方、そしてメンテナンス方法を知ることで、長く美しい庭を楽しむことができます。自分好みのデザインや用途に合わせて砂利を選び、おしゃれで快適な庭空間を作り上げてみてはいかがでしょうか。
