「エッホエッホ」の元ネタとは?Xで話題のフクロウミームが広まったわけ

この記事は約6分で読めます。

「エッホエッホ」というフレーズとともに、走るフクロウの写真がXで大流行しています。この可愛らしいミームの正体と背景を探ってみましょう。

SNSを見ていると、「エッホエッホ」という言葉とともに、一生懸命走るフクロウの姿を目にすることが増えてきました。どうやらこれは新しいミームのようですが、一体どういう意味があるのでしょうか。また、なぜこんなにも人気が出ているのでしょうか。

この記事では、「エッホエッホ」ミームの元ネタや、なぜこれほど広まったのか、そして人気の理由について詳しく解説します。SNSで見かけて気になっていた方も、これから使ってみたいという方も、ぜひ最後までお付き合いください。

「エッホエッホ」ミームとは?

「エッホエッホ」ミームは、2025年2月頃からX(旧Twitter)やTikTokを中心に広まった新しいインターネット文化です。メンフクロウのヒナが地面を一生懸命に走る姿に、「エッホエッホ」という擬音をつけた投稿が人気を集め、瞬く間に拡散されました。

話題の写真の正体

このミームの主役となっている写真は、オランダの写真家Hannie Heere(ハニー・ヒーア)氏が2021年5月3日に撮影したものです。草むらを走るメンフクロウのヒナの姿が捉えられており、その愛らしさから当時も話題になっていました。

メンフクロウのヒナは生後7週間ほどで羽ばたき始めますが、この写真に写っているヒナはまだ飛ぶことを学ぶ前の段階だったようです。そのため、地面を懸命に走る姿が撮影されたのです。

なぜ「エッホエッホ」なのか?

「エッホエッホ」という擬音がついた理由は、ヒナが走る姿が何かを急いでいるように見えるからです。この言葉の響きやリズムが、フクロウの動きと絶妙にマッチしているのです。

また、「エッホエッホ」という言葉自体に特別な意味はありません。むしろ、その音の響きや繰り返しのリズムが、何か不思議な魅力を持っているのです。この言葉を聞くと、なんだか頑張っている感じがして、思わず応援したくなる気持ちになります。

元ネタとなった写真の詳細

「エッホエッホ」ミームの元となった写真について、もう少し詳しく見ていきましょう。

撮影者と撮影時期

先ほども触れましたが、この写真を撮影したのはオランダの写真家Hannie Heere氏です。Heere氏は野生動物の写真を専門に撮影しており、特に鳥類の写真に定評があります。

撮影されたのは2021年5月3日。春から初夏にかけてのこの時期は、多くの鳥類にとって子育ての季節です。メンフクロウのヒナが巣立ちの準備をしている様子を、Heere氏はカメラに収めたのです。

撮影された場所と状況

撮影場所はオランダのどこかの草原だと思われます。メンフクロウは森林や農地の近くに生息することが多く、この写真も自然豊かな環境で撮影されたことがうかがえます。

写真に写っているヒナは、おそらく巣から少し離れた場所で走っていたのでしょう。メンフクロウのヒナは、飛べるようになる前に地上で過ごす期間があります。この時期、親鳥は近くで見守りながら、ヒナに狩りの方法を教えたりします。

写真のヒナは、そうした学習の一環として走り回っていたのかもしれません。あるいは、親鳥や兄弟を探して移動していた可能性もあります。いずれにせよ、その一生懸命な姿が多くの人の心を掴んだのです。

ミームの広がり方

「エッホエッホ」ミームは、SNSを通じて爆発的に広がりました。その過程を詳しく見ていきましょう。

Xでの拡散経路

このミームがXで広まったきっかけは、日本の研究者・津田雅之さんの投稿でした。津田さんは2025年2月23日に、Hannie Heere氏が撮影したメンフクロウのヒナの写真をXに投稿しました。

その後、Xユーザーの「うお座」さんが、この写真に「エッホエッホ」というコメントを添えて投稿したことで、一気に拡散が始まりました。うお座さんの投稿は、「エッホエッホ、ママに夜ご飯いらないって伝えないと、エッホエッホ」というものでした。

この投稿が多くの人の共感を呼び、リポストやいいねが急増。その後、様々なユーザーが「エッホエッホ」を使った独自の投稿を始め、まるで大喜利のような状態になりました。

有名アカウントの反応

「エッホエッホ」ミームの人気は、有名人や企業の公式アカウントにも波及しました。例えば、ポケモン公式アカウントは「モクロー」というフクロウのポケモンが「エッホエッホ」と走る画像を投稿し、大きな反響を呼びました。

また、2025年大阪・関西万博の公式アカウントも、マスコットキャラクターの「ミャクミャク」が「エッホエッホ」と走りながら万博開幕を告知する投稿を行いました。

さらに、漫画家の大川ぶくぶ氏など、多くのイラストレーターがオリジナルの「エッホエッホ」イラストを投稿。これらの投稿が、ミームの更なる拡散を後押ししました。

「エッホエッホ」ミームの楽しみ方

「エッホエッホ」ミームは、単に見て楽しむだけでなく、自分でも作って楽しむことができます。その方法と面白い例を見ていきましょう。

面白い使用例

「エッホエッホ」ミームの面白さは、日常のちょっとした出来事や感情を表現できる点にあります。例えば、以下のような使い方があります。

「エッホエッホ、明日の図工でラップの芯2本使うって、お母さんに教えないと、エッホエッホ」

「エッホエッホ、ちゃんと目を見てさよならって言わないと、エッホエッホ」

「エッホエッホ、酸素を届けなきゃ、エッホエッホ」

これらの例からわかるように、「エッホエッホ」は急いでいる状況や、何かを必死に伝えようとしている様子を表現するのに適しています。日常のちょっとした焦りや頑張りを、ユーモラスに表現できるのです。

オリジナル画像の作り方

「エッホエッホ」ミームを自分で作る方法はとても簡単です。基本的には、以下の3つの要素を組み合わせるだけです。

  1. 走るメンフクロウのヒナの画像(オリジナルの写真や、イラストでも可)
  2. 「エッホエッホ」というフレーズ
  3. 急いでいる状況や必死に伝えたいことを表す短い文

これらを組み合わせて、X(旧Twitter)やInstagramなどに投稿すれば完成です。画像編集ソフトを使えば、より凝った作品を作ることもできます。

また、「いらすとや」というフリー素材サイトが「走るフクロウのヒナ」のイラストを公開しているので、これを使って簡単にオリジナルの「エッホエッホ」画像を作ることもできます。

まとめ:「エッホエッホ」ミームの魅力

「エッホエッホ」ミームは、メンフクロウのヒナの愛らしい姿と、ユーモラスな擬音が組み合わさった、今大人気のインターネット文化です。その魅力は、かわいらしさとシュールさのバランスにあります。

また、誰でも簡単に作れて、日常のちょっとした出来事を表現できる点も人気の理由です。今後も新たな派生ミームが生まれ、さらに広がっていく可能性があります。

「エッホエッホ」ミームは、私たちに笑顔と癒しを与えてくれる、そんな存在なのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました