ホットクックをやめた理由とは?後悔しないための知っておくべきポイント

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ホットクックを買ったけれど、使わなくなってしまった経験はありませんか?便利そうに見えて、意外と使いこなせないこの調理家電。今回は、ホットクックをやめた理由や、買って後悔しないためのポイントをご紹介します。

レシピに飽きてしまう

ホットクックで作れる料理は主に煮物や蒸し物です。カレーや肉じゃが、シチューなどの定番メニューは得意ですが、同じようなレシピばかり作っていると飽きてしまうこともあります。特に忙しい方は、新しいメニューを試す余裕がなく、同じ料理を繰り返し作ってしまいがちです。

例えば、最初は便利だと喜んでいたのに、1か月もすると「また同じ味か」と感じてしまうかもしれません。ホットクックに付属のレシピ本だけでなく、シャープのココロキッチンというサイトでもたくさんのレシピが紹介されています。アプリを通じてレシピをダウンロードすることもできますが、毎回新しいレシピを探すのも面倒に感じる方もいるでしょう。

レシピの幅を広げるには工夫が必要です。例えば、季節の食材を取り入れたり、調味料を変えてアレンジしたりすると、同じような料理でも飽きずに楽しめます。また、家族や友人とレシピを共有し合うのも良いアイデアです。

洗い物が意外と面倒

ホットクックは一見、洗い物が少なくて済みそうですが、実際はそうでもありません。内鍋は食洗機NGで手洗い専用です。大きくて重たい内鍋を手洗いするのは、特に女性にとっては負担になることがあります。

また、まぜ技ユニットや内ぶた、パッキンなど、細かいパーツの洗浄も必要です。これらのパーツは食材のにおいが染み付きやすく、しっかり洗わないと次の料理に影響が出てしまいます。

特にカレーや魚料理など香りの強い料理を作った後は、念入りに洗浄する必要があります。匂い移りを防ぐために、レモンや重曹を使って匂い飛ばしを行うなどのケアも必要になることがあります。

洗い物の手間を少しでも減らすには、使用後すぐに洗うことがポイントです。食材が乾いて固まる前に洗えば、比較的簡単に汚れを落とすことができます。また、内鍋にお湯を入れて少し置いておくと、こびりついた汚れも落としやすくなります。

思ったより時短にならない

ホットクックは「ほったらかし調理」ができると謳われていますが、実際には思ったほど時短にならないこともあります。確かに、調理中に鍋を見張る必要はありませんが、準備や後片付けにかかる時間は従来の調理法とあまり変わらないことがあります。

例えば、野菜を切る時間や、材料を内鍋に入れる時間は変わりません。また、ホットクックは圧力鍋ではないので、実際の調理時間自体はそれほど短縮されません。ゆで卵でも15分、豚の角煮なら1時間以上かかります。

さらに、「3分だけ再加熱」と指示をしても、実際は5〜6分かかることがあります。これは再加熱の起動に時間がかかるためです。初めてサラダチキンを作ったら75分もかかってビックリした、という声もあります。

ただし、調理中に他の家事ができるのは大きなメリットです。例えば、ホットクックで料理を始めてから洗濯物を干したり、子どもの宿題を見たりすることができます。時短というよりは、時間の有効活用ができるという点で便利だと言えるでしょう。

炒め物や揚げ物ができない

ホットクックは煮物や蒸し物は得意ですが、炒め物や揚げ物は苦手です。特に野菜炒めのような、シャキッとした食感を楽しみたいメニューは作りづらいです。

ホットクックで炒め物を作ると、水っぽくベチャっとした仕上がりになりやすいという声が多くあります。「炒めるといいつつ、結果的に煮てしまっている」という印象を持つ人も少なくありません。

例えば、キャベツと豚肉の炒め物を作ろうとしても、キャベツから水分が出てしまい、シャキシャキした食感を楽しむことができません。また、揚げ物に関しては、そもそもホットクックでは油を大量に使用することができないため、カラッとした仕上がりを期待することはできません。

ただし、工夫次第では炒め物風の料理を作ることは可能です。例えば、空芯菜の炒め物のように、食材の水分が少なく、高温で短時間調理するものであれば、比較的うまく仕上がります。また、最後に蓋を開けて水分を飛ばすなどの工夫をすることで、より炒め物に近い仕上がりにすることができます。

サイズ選びは慎重に

ホットクックを購入する際、サイズ選びは非常に重要です。容量が大きすぎると置き場所に困ったり、小さすぎると家族分の料理が作れなかったりします。

ホットクックには主に2.4L、1.6L、1.0Lの3種類のサイズがあります。2.4Lサイズは4〜5人家族向け、1.6Lサイズは2〜3人家族向け、1.0Lサイズは1〜2人向けとされています。しかし、実際の使用感は家族の食事量や料理の頻度によって変わってきます。

例えば、2人家族でも作り置きをよくする場合は2.4Lサイズの方が便利かもしれません。逆に、4人家族でも毎日使うわけではない場合は1.6Lサイズで十分という場合もあります。

また、サイズが大きいほど置き場所を取ります。特に狭いキッチンの場合は、使用していない時の収納場所も考慮に入れる必要があります。2.4Lサイズの場合、高さ約25cm、幅約40cm、奥行約31cmとかなりの大きさになります。

サイズ選びで失敗しないためには、実際に店頭で大きさを確認したり、レンタルサービスを利用して試用してみたりするのがおすすめです。自分の生活スタイルに合ったサイズを選ぶことで、長く愛用できる家電になるでしょう。

置き場所の確保は必須

ホットクックは思った以上に大きく、置き場所の確保が必要です。特に狭いキッチンの場合、常設するスペースを確保するのが難しいことがあります。

例えば、2.4Lサイズのホットクックは、高さ約25cm、幅約40cm、奥行約31cmあります。これは一般的な電子レンジよりも一回り大きいサイズです。キッチンカウンターに置くと、作業スペースが大幅に減ってしまう可能性があります。

また、ホットクックは重量もあるため、頻繁に移動させるのは大変です。使用時だけ出して、使わない時は収納するという使い方は現実的ではありません。そのため、常時置いておける場所を確保する必要があります。

置き場所の問題を解決するには、キッチンの収納を見直すのも一つの方法です。例えば、使用頻度の低い調理器具を別の場所に移動させて、ホットクックのスペースを確保するなどの工夫ができます。また、キッチンワゴンを活用して、移動可能な調理スペースを作るのも良いアイデアです。

ただし、キッチン以外の場所に置く場合は注意が必要です。ホットクックは調理中に蒸気が出るため、壁紙や家具を傷める可能性があります。置き場所を決める際は、周囲への影響も考慮に入れましょう。

食洗機があると便利

ホットクックの内鍋は食洗機で洗えないため、手洗いが必要です。しかし、まぜ技ユニットや内ぶた、パッキンなどの付属パーツは食洗機で洗うことができます。そのため、食洗機があると洗い物の手間を大幅に減らすことができます。

特に、カレーや魚料理など香りの強い料理を作った後は、パーツに匂いが染み付きやすいです。これらを手洗いで完全に洗い上げるのは意外と手間がかかります。食洗機を使えば、高温のお湯と洗剤でしっかり洗浄できるため、匂い移りの心配も少なくなります。

また、食洗機を使うことで、洗い物の時間を他の家事や自分の時間に充てることができます。例えば、ホットクックで料理を作りながら、前回使用したパーツを食洗機で洗うといった時間の使い方ができます。

ただし、食洗機がない場合でも工夫次第で洗い物の手間を減らすことはできます。例えば、使用後すぐに洗う、こびりついた汚れは重曹を使って落とす、匂い移り防止にレモンを使うなどの方法があります。これらの方法を組み合わせることで、手洗いでも効率的に洗浄することができます。

レシピの幅を広げる工夫

ホットクックを長く使い続けるためには、レシピの幅を広げる工夫が必要です。同じような料理ばかり作っていると飽きてしまい、使用頻度が下がってしまう可能性があります。

まず、ホットクックに付属のレシピ本だけでなく、シャープのココロキッチンというサイトを活用しましょう。ここには季節に合わせたレシピや、ユーザーからの投稿レシピなど、多彩なメニューが掲載されています。定期的にチェックすることで、新しいレシピのアイデアを得ることができます。

また、既存のレシピをアレンジするのも良い方法です。例えば、カレーを作る際に、ココナッツミルクを加えてエスニック風にしたり、トマトを多めに入れてトマトカレーにしたりするなど、ちょっとした工夫で味の変化を楽しむことができます。

さらに、ホットクックは煮込み料理が得意ですが、実は発酵食品の作成にも適しています。ヨーグルトや甘酒、塩麹などを作ることができます。これらの発酵食品作りに挑戦することで、ホットクックの新たな使い道を見つけることができるでしょう。

家族や友人とレシピを共有するのも良いアイデアです。それぞれが考案したオリジナルレシピを交換し合うことで、新しい料理のアイデアが生まれます。また、SNSでホットクックユーザーとつながり、レシピ情報を交換するのも楽しいでしょう。

効率的な洗い方のポイント

ホットクックの洗い物が面倒だと感じる方は多いですが、効率的な洗い方を知ることで、その手間を軽減することができます。

まず、使用後はすぐに洗うことが大切です。食材が乾いて固まる前に洗えば、比較的簡単に汚れを落とすことができます。特に内鍋は、使用後すぐにお湯を入れて少し置いておくと、こびりついた汚れも落としやすくなります。

内鍋の洗い方には、コツがあります。まず、柔らかいスポンジを使用しましょう。金属たわしなどの硬いものを使うと、内鍋の表面に傷がつく可能性があります。また、中性洗剤を使用し、洗剤が残らないようによくすすぐことが大切です。

まぜ技ユニットや内ぶた、パッキンなどの付属パーツは、食洗機で洗うことができます。食洗機を使用すると、手洗いよりも高温で洗浄できるため、匂い移りの心配も少なくなります。

また、食洗機を使うことで、洗い物の時間を他の家事や自分の時間に充てることができます。例えば、ホットクックで料理を作りながら、前回使用したパーツを食洗機で洗うといった時間の使い方ができます。

ただし、食洗機がない場合でも工夫次第で洗い物の手間を減らすことはできます。例えば、使用後すぐに洗う、こびりついた汚れは重曹を使って落とす、匂い移り防止にレモンを使うなどの方法があります。これらの方法を組み合わせることで、手洗いでも効率的に洗浄することができます。

予約調理を活用する

ホットクックの大きな魅力の一つが予約調理機能です。この機能を上手に活用することで、より効率的に料理を作ることができます。

朝食や夕食の準備に予約調理を使うと、時間の節約になります。例えば、朝食用のおかゆを前日の夜にセットしておけば、朝起きたときには出来立てのおかゆが楽しめます。また、夕食の準備を朝にしておけば、帰宅後すぐに食事を楽しむことができます。

予約調理を活用する際のポイントは、材料の下ごしらえをしっかりしておくことです。野菜を切っておいたり、肉や魚を適切な大きさに切っておいたりすると、セットする時間も短縮できます。

また、予約調理を使う際は食材の鮮度に注意が必要です。特に夏場は食中毒のリスクが高まるので、長時間室温に放置することは避けましょう。冷蔵庫から出してすぐにセットするか、保冷剤を使用するなどの工夫が必要です。

予約調理を上手に活用することで、忙しい朝や帰宅後の時間を有効に使うことができます。家族との時間を増やしたり、自分の趣味の時間を作ったりと、生活にゆとりが生まれるでしょう。

まとめ:ホットクックは誰にでも向いているわけではない

ホットクックは確かに便利な調理家電ですが、誰にでも向いているわけではありません。ここまで紹介してきたように、レシピに飽きる、洗い物が面倒、思ったより時短にならないなど、様々な理由でホットクックの使用をやめてしまう人もいます。

しかし、ホットクックを上手に活用できれば、調理の時間や手間を大幅に減らすことができます。特に、忙しい共働き家庭や、料理が苦手な人にとっては強い味方になるでしょう。

ホットクックを購入する前に、自分のライフスタイルや料理の頻度、キッチンのスペースなどをよく考えることが大切です。また、レンタルサービスを利用して試用してみるのも良い方法です。

結局のところ、ホットクックは道具の一つに過ぎません。使い手次第で、その価値は大きく変わります。自分に合った使い方を見つけ、工夫を重ねることで、ホットクックはきっとあなたの強い味方になるはずです。

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