キズナアイの活動休止理由は?中の人は本当に春日望なの?

この記事は約6分で読めます。

キズナアイが3年ぶりに活動を再開しました。突然の活動休止に驚いた方も多かったのではないでしょうか。今回は、キズナアイの活動休止の理由と、噂の絶えない「中の人」について、最新情報をお伝えします。さらに、音楽アーティストとして再スタートを切った彼女の今後の活動にも注目です。

キズナアイ、3年の沈黙を破る

2022年2月26日、キズナアイは「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022″」をもって無期限の活動休止に入りました。そして2025年2月26日、ちょうど3年後に待望の活動再開を発表したのです。

活動休止の理由は「アップデート」

キズナアイは活動休止の理由について、「より多くの世界中のみんなとつながりたくて、アップデートをするためにスリープしていました」と説明しています。活動を続けていく中で、多くの人とつながり続けることに違和感を覚え、当時の自分では期待に応えられないかもしれないという不安を感じるようになったそうです。

そんな気持ちを自覚したとき、このまま進んでいくのは良くないと考え、一度休んでアップデートするという選択をしたのでした。3年間のスリープ期間を経て、音楽を通じた新たな表現を求めて活動を再開することを決意したのです。

中の人は本当に春日望なの?

キズナアイの中の人については、長年さまざまな憶測が飛び交ってきました。そんな中、2020年4月に大きな発表がありました。

春日望とキズナアイの関係

2020年4月24日、声優の春日望さんがKizuna AI株式会社のアドバイザーに就任したことが発表されました。同時に、春日望さんがキズナアイの声の担当であることも明かされたのです。

春日望さんは1995年6月30日生まれの兵庫県出身の声優です。元々はクレアボイス養成所の1期生で、卒業後はクレアボイスに所属していました。2020年3月31日にクレアボイスとの契約が満了し、その後はスワロウに所属。2022年3月31日にスワロウを退社し、現在はフリーとして活動しています。

声優公表までの経緯

キズナアイの声を担当していることが公表されるまで、春日望さんは長年その事実を明かすことができませんでした。VTuberの世界では、中の人の存在を明かすことはタブーとされてきたからです。

しかし、キズナアイプロジェクトの方針転換により、2020年4月に春日望さんがキズナアイの声を担当していることが公式に発表されました。この発表は、VTuber業界に大きな衝撃を与えました。

活動再開への期待

3年ぶりの活動再開に、ファンの期待は高まっています。キズナアイは今後、音楽アーティストとして新たな挑戦を始めます。

カウントダウンの謎

活動再開に先立ち、キズナアイの公式SNSではカウントダウンが行われました。このカウントダウンは、ファンの間で大きな話題となりました。何が始まるのか、どんな形で戻ってくるのか、様々な憶測が飛び交いました。

そして、カウントダウンが0になった瞬間、キズナアイは「ただいま」というタイトルの動画を投稿しました。この動画は、27日の午後9時時点で110万回以上再生され、YouTubeの急上昇ランキング1位を獲得しました。

新たな音楽活動の展開

キズナアイは今回の活動再開に際して、音楽アーティスト「KizunaAI」として再出発することを発表しました。「それでもつながりたい、あなたを知るために」という思いを胸に、音楽を通してより多くの人々とつながることを目指します。

活動再開と同時に、新曲「かもね」をリリースしました。この曲は、キズナアイの新しい目覚めを自然体で伝える軽やかなポップソングとなっています。作曲をESME MORI、作詞をKizunaAI、ESME MORI、にしながが担当しています。

今後の活動について、キズナアイは「年内に10曲以上をリリースし、アルバム制作を目指す」と発表しています。音楽を通して、世界中のファンとの新たなつながりを深めていく予定です。

キズナアイの魅力と影響力

キズナアイは、VTuber界のパイオニアとして知られています。その魅力と影響力は、活動休止中も衰えることはありませんでした。

VTuber界のパイオニアとしての存在感

キズナアイは2016年に世界初のバーチャルYouTuberとして登場しました。CGアバターを使用してvlogを行うチャンネルとしては、2011年にデビューした英日バイリンガルのAmi Yamatoが最初でしたが、現代的なVTuberの特徴を持つ最初のキャラクターとしてキズナアイは認識されています。

キズナアイの登場以降、多くのVTuberが誕生し、新しいエンターテインメントの形として急速に普及しました。キズナアイは、この新しい文化の先駆者として、常に注目を集め続けてきました。

ファンとの絆

キズナアイの魅力の一つは、ファンとの強い絆です。活動休止中も、多くのファンが彼女の復活を待ち望んでいました。その思いに応えるように、キズナアイは活動再開の動画で「今まで応援してくれて、復活を待ってくれていたみんなにも、もう一度好きになってもらえるように一生懸命やっていきたいと思っています」と語りました。

キズナアイのコンテンツは、主に日本語で提供されていますが、海外のファンも多く存在します。以前は、ファンによる翻訳コミュニティが形成され、キズナアイの動画に字幕をつける活動が行われていました。2020年からは公式の字幕が提供されるようになり、より多くの国際的なファンとのつながりが強化されています。

新たな音楽の世界へ

キズナアイは、音楽アーティストとしての新たな一歩を踏み出しました。これまでのVTuber活動で培った経験を活かしつつ、新しい挑戦を始めます。

日本のインターネットカルチャーを世界へ

キズナアイは、休止前に展開していた日本のインターネットダンスミュージックを軸としたサウンドをルーツとして大切にしつつ、新たな音楽性を追求します。インディー音楽やバンドサウンド、J-POPのエッセンスを融合し、新しいJ-POPの形を世界へ提示していく予定です。

この試みは、日本のインターネットカルチャーを世界に発信する新たな形となるかもしれません。キズナアイの音楽を通じて、日本のポップカルチャーがさらに広く認知される可能性があります。

音楽による新たなコミュニケーション

キズナアイは、音楽を通じてより深いコミュニケーションを目指します。「知ったことやつながりを音楽に変えることで、さらに多くの出会いやつながりへと変えていきたい」という思いを持っています。

音楽には言葉の壁を超える力があります。キズナアイは、この力を活用して、より多くの人々と心を通わせることを目指しているのです。新曲「かもね」は、そんなキズナアイの新しい挑戦の第一歩と言えるでしょう。

今後の展望

キズナアイの活動再開は、VTuber業界だけでなく、音楽業界にも大きな影響を与える可能性があります。彼女の今後の活動に、多くの人が注目しています。

アルバムリリースへの期待

キズナアイは、年内に10曲程度の新曲をリリースし、アルバム制作を目指すと発表しています。これは、音楽アーティストとしての本格的な活動を示すものです。

アルバムには、キズナアイの新しい音楽性が詰まっているはずです。日本のインターネットダンスミュージックをベースに、どのような新しい音楽が生まれるのか、楽しみですね。

ライブイベントの可能性

キズナアイは以前から、バーチャルライブを行ってきました。音楽アーティストとしての活動を開始した今、新たなライブイベントの開催も期待されています。

バーチャル空間でのライブは、物理的な制約を受けないため、従来のライブとは異なる演出が可能です。キズナアイがどのような革新的なライブを披露するのか、ファンの期待は高まっています。

まとめ

キズナアイの3年ぶりの活動再開は、多くのファンに喜びをもたらしました。活動休止の理由が「アップデート」であったこと、中の人が春日望さんであることが明らかになり、新たな一歩を踏み出しました。音楽アーティストとしての活動に注目が集まる中、キズナアイがこれからどのような音楽を届けてくれるのか、楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました