何かのきっかけで社会通念上不釣り合いな怒りが突然として現れ、自分の意志では制御することができないことにお悩みでしょうか?
怒りをコントロールできない状態は、いくつかの精神的な疾患や障害に関連していることがあります。特に、間欠性爆発性障害は、急な強い怒りを反復し、社会生活に大きな影響を与える障害として知られています。この状態は、以下のような特徴を持っています
- 怒りの爆発は、きっかけのストレスと不釣り合いに強い。
- 爆発は短時間でおさまり、しばしば後悔を伴う。
- 攻撃性は計画的ではなく、衝動的に生じる。
- 芸能人のスキャンダルなど直接関係のない間柄でも生じる。
- 数秒待つなどの一般的な怒りを鎮める方法を試みても収まらず、不眠になりがち。
医学的な原因として考えられるのは双極性障害やADHD(注意欠如・多動症)、PMDD(月経前不快気分障害)など、怒りがコントロールできなくなる病気や障害があります。
診断を受けるためには、精神科や心療内科を受診することが推奨されます。PMDDが疑われる場合は、婦人科や産婦人科に相談することも有効です。
怒りをコントロールできない状態が続く場合は、罪悪感、劣等感、トラウマなどの感情的な問題を抱えていることが多く専門家の助けを求めることが重要です。自己診断をせずに、以下のような治療を受けることをお勧めします。
FAP療法(Free from Anxiety Program)
怒りのコントロールができないという状態に対して、FAP療法(Free from Anxiety Program / 不安からの解放プログラム)は有効なアプローチの一つとされています。FAP療法は、日本独自の心理療法で、1999年に発見され、2001年に「パターンにそって指先を押す(FAP初級バージョン)」として治療体系化されました。この療法は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やパニック障害、強迫性障害、依存症欲求などの幅広い問題に対して効果を示しています。
FAP療法は、トラウマ記憶を物語記憶として整理することで、症状からの回復を目指します。トラウマ記憶とは、トラウマとなる出来事が起こった際に感じた五感・感情・認知や思考が誤った箱に保存されてしまっている記憶のことです。FAP療法では、これらの記憶を統合し、トラウマ記憶を思い出すことなく欠けてしまっていた感情を統合していくことができるため、短期間に苦痛なく解放していくことができるという特徴があります。
フラワーエッセンス(植物療法)
幼少期からの成長過程で生じた劣等感などの負の感情が原因となっていると思われる場合には劣等感を和らげるフラワーエッセンスを試してみるとよいでしょう。
フラワーエッセンスとは、花や植物のエネルギーを水に転写したもので、自然界のエネルギーを活用して心のバランスを整えたり、ネガティブな感情を癒したりするために用いられます。これはエッセンシャルオイルやハーブ製品とは異なり、物質的な成分は含まれておらず、花のエネルギーが持つ特性が水に転写されています。
フラワーエッセンスの歴史は1930年代に遡り、イギリスの医師であるエドワード・バッチ博士によって体系化されました。彼は38種類のフラワーレメディを開発し、これらは現在も「バッチ・フラワーエッセンス」として知られ、英国を中心に世界中で広く愛用されています。
フラワーエッセンスは、ストレスやトラウマなどによって心に沸き起こったネガティブな気持ちを癒す効果があるとされ、不安や怒り、落ち込み、緊張などの感情を改善するのに役立ちます。また、赤ちゃんから高齢者まで安心して使用できるのが特徴です。
使い方としては、直接飲むタイプや部屋や衣類などに吹きかけるスプレータイプがあり、日常生活で気軽に取り入れることができます。
私は、FAP療法と並行して何種類かのフラワーエッセンスをおよそ半年摂り続けたところ、スイッチを押されたかのような突発的にやってくる人が変わったかのような怒りに困ることがほぼなくなりました
特にオススメのフラワーエッセンス
怒りの悩みを抱えている方がどれだけ多くいるかはわかりませんが、「俺が怒ったらこんなもんじゃない」が口癖になったり、怒りのスイッチが入ればあおり運転をしてしまいそうだと困り果て精神科クリニックへ相談するものの、カウンセリングでも進展が見られない・・・そんな悩みを抱えている方へのヒントになれば幸いです。
コメント