雑草防止にグランドカバー!おすすめのグランドカバー20選を厳選紹介!

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グランドカバーの種類は豊富で、ゴルフ場などでは芝生を敷き詰めていたり、庭の見栄えを良くするために多年草の花やハーブを敷き詰めることができます。今回の記事では、グランドカバーを敷き詰めるメリットや環境に合ったグランドカバー、おすすめのグランドカバーを厳選します。

グランドカバーって何?雑草対策に効果的な理由

グランドカバーとは、地面を覆うように生える植物のことを指します。背丈が低い植物であれば、花やハーブ、草など種類を問わず、さまざまな植物がグランドカバーになります。雑草対策に効果的な理由は、地面を覆うことで雑草の生育を抑制するからです。

グランドカバーを植えると、日光を遮る効果があるほか、地中に根が密集しながら伸びるため、他の雑草は成長しにくい環境を作ることができます。また、土がむき出しの状態だと日が直接当たることもあり、雑草が生えやすい環境になってしまいます。グランドカバーを植えることで、そのような環境を改善することができるのです。

グランドカバーを植えると嬉しいこと3つ

グランドカバーを植えることで、庭や花壇の管理が楽になるだけでなく、見た目も美しくなります。ここでは、グランドカバーを植えることで得られる3つのメリットについてご紹介します。

お手入れラクラク!雑草が生えにくくなる

グランドカバーを植えることで、雑草の生育を抑制できます。これにより、庭や花壇のお手入れが格段に楽になります。雑草を抜く頻度が減り、時間と労力を節約することができます。また、除草剤の使用も減らせるため、環境にも優しい方法と言えるでしょう。

きれいな庭に!ホコリや泥はねを抑えられる

グランドカバーは、ホコリや泥はねを抑える効果も期待できます。土がむき出しの状態だと、雨が降ると泥となり、少し歩くだけでも泥はねして汚れが飛び散ってしまいます。また、乾燥している時は砂ぼこりとなって舞い上がり、周辺に飛散して窓ガラスや外壁を汚してしまうことがあります。

グランドカバーを植えることで、地面を植物で覆うため、雨風が吹いても砂や泥が飛び散るのを防ぐことができます。これにより、庭や周辺の清潔さを保つことができ、見た目も美しく保つことができます。

庭がおしゃれに!見た目も美しくなる

グランドカバーを植えることで、庭や花壇の見た目が格段に良くなります。土がむき出しの状態よりも、緑や花で覆われた状態の方が、はるかに美しく見えます。また、季節によって花を咲かせるグランドカバーを選べば、四季折々の彩りを楽しむこともできます。

さらに、グランドカバーの種類によっては、香りを楽しむこともできます。ハーブ系のグランドカバーを選べば、庭を歩くたびに爽やかな香りを楽しむことができます。このように、グランドカバーを上手に活用することで、庭や花壇をより魅力的な空間に変えることができるのです。

環境別!おすすめのグランドカバー

グランドカバーを選ぶ際は、植える場所の環境に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、日向、日陰、乾燥地など、環境別におすすめのグランドカバーをご紹介します。

日向に適したグランドカバー

日向に適したグランドカバーは、強い日差しに耐えられる丈夫な植物が適しています。以下におすすめの植物をいくつかご紹介します。

スーパーアリッサム:白い小花が一年中咲き続けるスーパーアリッサムは、耐暑性があり、ほぼ一年中花を楽しめます。白い小花が株を覆いながら大きく広がって、春夏秋冬年中素敵な花のじゅうたんを楽しめます。花がたくさん咲くので肥料切れしないように注意が必要です。

メカルドニア ゴールドダスト:繊細な印象の黄色い小花が咲き続けるメカルドニア ゴールドダストは、見た目の印象とは異なり耐暑性に優れています。夏も休まずに花が咲き続けます。地面を這うように広がるのでグランドカバーに最適です。関東以西の暖地であれば、冬越しも可能で年何年も楽しめます。

タイム:ハーブの一種であるタイムは、日向を好む植物です。小さな葉と可愛らしい花を持ち、香りも楽しめます。踏みつけにも強いので、歩道や石畳の間にも植えることができます。

日陰に強いグランドカバー

日陰に強いグランドカバーは、少ない光でも生育できる植物が適しています。以下におすすめの植物をいくつかご紹介します。

ヒメイワダレソウ:日陰でも育つヒメイワダレソウは、小さな白い花を咲かせます。葉が密集して生えるため、雑草防止効果が高く、踏みつけにも強いです。

アジュガ:紫や青の花を咲かせるアジュガは、日陰でも良く育ちます。葉の色も様々な品種があり、庭に彩りを添えてくれます。

ヤブラン:細長い葉を持つヤブランは、日陰に強く、丈夫な植物です。夏には薄紫色の小さな花を咲かせます。

乾燥に強いグランドカバー

乾燥に強いグランドカバーは、水やりの頻度が少なくても育つ植物が適しています。以下におすすめの植物をいくつかご紹介します。

セダム:多肉植物の一種であるセダムは、乾燥に非常に強い植物です。様々な種類があり、葉の形や色、花の色も豊富です。水やりの頻度が少なくても育つため、管理が楽です。

タマリュウ:常緑の植物であるタマリュウは、乾燥にも強く、日陰や半日陰でも成長できます。比較的踏みつけにも強いので、管理が簡単です。ただし、何度も踏まれると枯れることもあるので注意が必要です。

ポテンティラ:黄色い花を咲かせるポテンティラは、乾燥に強く、日向を好みます。地面を覆うように広がるため、雑草防止効果も高いです。

これらの植物を環境に合わせて選ぶことで、より効果的にグランドカバーを活用することができます。また、複数の種類を組み合わせることで、より魅力的な庭づくりを楽しむこともできます。

雑草防止に効果的なグランドカバー20選

ここでは、雑草防止に特に効果的なグランドカバーを20種類ご紹介します。花が咲くもの、常緑のもの、ハーブ系のものなど、様々な種類を取り上げていますので、ぜひお気に入りの植物を見つけてください。

花が咲くグランドカバー10選

花が咲くグランドカバーは、雑草防止効果だけでなく、庭に彩りを添えてくれます。以下に10種類の花が咲くグランドカバーをご紹介します。

  1. スーパーアリッサム:白い小花が一年中咲き続けます。耐暑性があり、ほぼ一年中花を楽しめます。
  2. メカルドニア ゴールドダスト:黄色い小花が咲き続けます。耐暑性に優れており、夏も休まずに花が咲きます。
  3. タピアン:春から秋にかけて、紫やピンク、白の可愛らしい花を咲かせます。成長スピードが早いため、雑草よりも早く広がります。
  4. クリーピングタイム:ピンクや紫の小さな花を咲かせます。香りも楽しめ、踏みつけにも強いです。
  5. アジュガ:紫や青の花を咲かせます。葉の色も様々な品種があり、庭に彩りを添えてくれます。
  6. ヒメイワダレソウ:小さな白い花を咲かせます。葉が密集して生えるため、雑草防止効果が高いです。
  7. ポテンティラ:黄色い花を咲かせます。地面を覆うように広がるため、雑草防止効果も高いです。
  8. バーベナ:ピンクや紫、白など様々な色の花を咲かせます。長期間花を楽しむことができます。
  9. リシマキア:黄色い小さな花を咲かせます。地面を覆うように広がり、雑草防止効果が高いです。
  10. アリッサム:白や紫の小さな花を咲かせます。香りも楽しめ、蝶や蜂を呼び寄せます。

これらの花が咲くグランドカバーは、それぞれ特徴が異なります。庭の環境や好みに合わせて選ぶことで、美しく効果的な雑草防止を実現することができます。

常緑のグランドカバー5選

常緑のグランドカバーは、一年中緑を保つため、庭に安定感を与えてくれます。以下に5種類の常緑のグランドカバーをご紹介します。

  1. タマリュウ:冬でも鮮やかな緑色の葉が生い茂ります。比較的踏みつけにも強く、管理も簡単です。
  2. ヤブラン:細長い葉を持つ常緑植物です。日陰に強く、丈夫な植物です。
  3. ジュンカス:細い葉が密生して生えます。水辺の環境を好みますが、乾燥にも強いです。
  4. ヘデラ(アイビー):つる性の常緑植物です。地面を覆うように広がり、壁面緑化にも使用されます。
  5. オオバジャノヒゲ:細長い葉が密生して生えます。日陰に強く、乾燥にも耐性があります。

これらの常緑のグランドカバーは、一年中緑を保つため、庭に安定感を与えてくれます。また、雑草防止効果も高いため、庭の管理を楽にしてくれます。

ハーブ系グランドカバー5選

ハーブ系のグランドカバーは、香りを楽しめるだけでなく、料理にも使用できるため、実用的です。以下に5種類のハーブ系グランドカバーをご紹介します。

  1. タイム:小さな葉と可愛らしい花を持ち、香りも楽しめます。踏みつけにも強いです。
  2. クリーピングタイム:タイムの這性種で、地面を覆うように広がります。ピンクや紫の小さな花を咲かせます。
  3. ペニーロイヤルミント:ミントの一種で、強い香りを持ちます。虫除け効果もあります。
  4. ローマンカモミール:リンゴのような香りを持つハーブです。踏みつけにも強く、芝生の代わりにも使用されます。
  5. コリアンダー(パクチー):独特の香りを持つハーブです。葉を料理に使用できます。

これらのハーブ系グランドカバーは、香りを楽しめるだけでなく、料理にも使用できるため、実用的です。また、多くのハーブは虫除け効果もあるため、庭の害虫対策にも役立ちます。

グランドカバーの選び方と植え付けのコツ

グランドカバーを選ぶ際は、植える場所の環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。日当たりや土壌の状態、踏みつけの頻度などを考慮しましょう。また、適切な植え付け方法を知ることで、より効果的にグランドカバーを育てることができます。

まず、植える場所の日当たりを確認しましょう。日当たりの良い場所なら、スーパーアリッサムやメカルドニアなどの明るい場所を好む植物が適しています。日陰や半日陰の場所なら、アジュガやヤブランなどの耐陰性の強い植物がおすすめです。

次に、土壌の状態を確認します。粘土質の土壌なら、水はけを良くするために腐葉土やバーク堆肥を混ぜ込むとよいでしょう。砂質の土壌なら、保水性を高めるために堆肥を混ぜ込むことをおすすめします。

踏みつけの頻度も重要な選択基準です。人が頻繁に歩く場所なら、タマリュウやセイヨウシバなどの踏みつけに強い植物を選びましょう。観賞用の場所なら、アイビーやコトネアスターなど、見た目の美しい植物を選ぶことができます。

植え付けの際は、根鉢を崩さないように注意しましょう。植物の根が直接空気に触れるのを嫌うものが多いため、ポットから取り出した根鉢をそのまま植え込むのがおすすめです。植え付け間隔は、植物の成長速度や広がり方によって異なります。横に広がりやすい植物なら50cm間隔、株自体が大きくなる植物なら10cm間隔など、適切な間隔を選びましょう。

植え付け後の水やりは特に重要です。新しい根が出るまでの約1ヶ月は毎日水やりをし、地面の表面に水が浮き上がるくらいたっぷりと与えましょう。これにより、根の深部への伸長を促し、土中の空気の入れ換えにもなります。

また、年に数回、緩効性肥料を与えることで、グランドカバーの健康的な成長を促すことができます。肥料は植物の種類や季節に合わせて適切に与えましょう。

グランドカバーのお手入れ方法

グランドカバーを美しく保つためには、適切なお手入れが欠かせません。季節ごとのお手入れ方法を知ることで、一年中美しいグランドカバーを楽しむことができます。

春は多くの植物にとって生育期です。この時期は、肥料をしっかりと与えながら、花を楽しみましょう。枯れた枝や葉があれば取り除き、全体的に整えることで、より美しい姿を保つことができます。

梅雨前には、蒸れを防ぐために枯れこんだ下枝を整理し、広がりすぎた植物は適度に切り戻しましょう。これにより、梅雨明け後の夏を上手に乗り切ることができます。また、雑草を見つけたら早めに抜き取り、グランドカバーの生育を妨げないようにしましょう。

夏は水やりが特に重要です。日照りが続く時には、グランドカバーにもしっかりと水やりをしましょう。ただし、この時期に大きく切り戻すと枯れてしまう植物もあるので、花がら摘みなど最小限のお手入れにとどめましょう。

秋は株分けや移植に適した時期です。夏に花が少なくなっていた植物も再び花をつけ、美しい花のじゅうたんを楽しめます。花が終わったものは適度に切り戻して、冬に備えましょう。気温が下がってきたら、徐々に肥料を控えめにしていきます。

冬は多くの植物にとって休眠期ですが、常緑のグランドカバーは冬も緑を楽しめます。ただし、生育が活発でない時期なので、肥料は控えめにしましょう。春の訪れとともに、再び肥料やりを始め、新しい成長を促します。

グランドカバーの中には、冬に葉が茶色く変色したり、枯れたりするものもあります。これは自然な現象ですが、見た目が気になる場合は、冬でも緑を保つアイビーやシバザクラなどの常緑タイプを選ぶのもよいでしょう。

まとめ:雑草防止にグランドカバーを活用しよう

グランドカバーは、雑草防止だけでなく、庭や花壇の美観を高める優れた植物です。適切な選び方と植え付け、そして季節に応じたお手入れを行うことで、美しく健康的なグランドカバーを楽しむことができます。環境に合った植物を選び、丁寧に育てることで、手間のかからない美しい庭づくりを実現しましょう。

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