ゆうちょ銀行の口座を持っている方なら、一度は支店コードを調べる必要に迫られたことがあるのではないでしょうか。他の銀行に振り込みをする時や、逆に他の銀行からゆうちょ銀行に振り込みをしてもらう時に必要になるのが、この支店コードです。でも、ゆうちょ銀行の通帳やキャッシュカードには支店コードが直接書かれていないので、どうやって調べればいいのか戸惑ってしまいますよね。
そこで今回は、ゆうちょ銀行の支店コードを簡単に調べる方法をご紹介します。通帳やキャッシュカードを見るだけで分かる方法から、ウェブサイトを使った便利な方法まで、いくつかの方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゆうちょ銀行の支店コードとは
まず、ゆうちょ銀行の支店コードについて少し詳しく見ていきましょう。ゆうちょ銀行の支店コードは、他の銀行とは少し異なる特徴があります。
ゆうちょ銀行には、実際の支店という概念がありません。代わりに「記号」と呼ばれる5桁の数字が、他の銀行でいう支店の役割を果たしています。この記号から支店コードを導き出すのですが、ここがちょっと面白いところです。
支店コードは、記号の2桁目と3桁目の数字に「8」を足したものになります。例えば、記号が「12345」だった場合、2桁目と3桁目は「23」なので、これに8を足して「238」が支店コードになります。
この支店コードは、他の銀行からゆうちょ銀行に振り込みをする際に必要になります。また、ゆうちょ銀行の口座を持っている人が他の銀行に振り込みをする時にも、この支店コードを知っておくと便利です。
ゆうちょ銀行の支店コードは、実は「バーチャル店」と呼ばれる仮想的な支店を表しています。これは、全国のどこからでも同じサービスを受けられるようにするための工夫なのです。
支店コードを調べる3つの方法
それでは、具体的に支店コードを調べる方法を見ていきましょう。ここでは3つの方法をご紹介します。
通帳やキャッシュカードで確認
最も簡単な方法は、通帳やキャッシュカードを見ることです。通帳の表紙や中表紙、キャッシュカードの裏面に記載されている「記号」を確認しましょう。
この記号は5桁の数字で表されています。例えば「12345」のような形式です。この記号の2桁目と3桁目の数字に注目してください。先ほど説明したように、この2つの数字に8を足すと支店コードになります。
例えば、記号が「12345」の場合、2桁目と3桁目は「23」です。これに8を足すと「238」になりますので、この口座の支店コードは「238」ということになります。
この方法は、通帳やキャッシュカードを手元に持っていれば、すぐに確認できるので便利です。ただし、計算を間違えないように注意が必要です。電卓を使うのもいいでしょう。
ゆうちょ銀行のウェブサイトで変換
次の方法は、ゆうちょ銀行の公式ウェブサイトを利用する方法です。ゆうちょ銀行のサイトには、記号番号を支店コードに変換してくれるツールがあります。
まず、ゆうちょ銀行の公式サイトにアクセスします。トップページから「個人のお客さま」を選び、次に「便利なサービス」という項目を探します。その中に「記号番号から振込用の店名・預金種目・口座番号を調べる」というリンクがあるので、そこをクリックします。
開いたページで、自分の口座の記号と番号を入力します。入力欄は分かれているので、記号は記号の欄に、番号は番号の欄に入力してください。入力したら「変換」ボタンをクリックします。
すると、画面に支店名(支店コード)、預金種目、口座番号が表示されます。ここで表示される支店名が、他の銀行から振り込みをする際に必要な支店コードになります。
この方法は、計算する必要がないので間違いが少なく、確実に正しい支店コードを知ることができます。また、支店コードだけでなく、振込に必要な他の情報も同時に確認できるのが利点です。
記号から計算する方法
最後の方法は、記号から直接計算する方法です。これは先ほどの通帳やキャッシュカードで確認する方法と似ていますが、もう少し詳しく説明しましょう。
まず、記号の5桁の数字を確認します。そして、左から2桁目と3桁目の数字を取り出します。この2つの数字に8を足すと、支店コードになります。
例えば、記号が「10234」だった場合を考えてみましょう。左から2桁目と3桁目は「02」です。これに8を足すと「028」になります。つまり、この口座の支店コードは「028」ということになります。
この方法は、通帳やキャッシュカードの記号さえ分かっていれば、どこでも計算できるので便利です。ただし、計算を間違えないように注意が必要です。特に、2桁目が0の場合は、0を忘れずに計算することが大切です。
支店コードの注意点
支店コードを調べる方法が分かったところで、使用する際の注意点についても触れておきましょう。
他行への振込時の使い方
ゆうちょ銀行の口座から他の銀行に振り込みをする場合、通常は支店コードを使用する必要はありません。ゆうちょ銀行のATMや窓口、インターネットバンキングを利用する場合は、振込先の銀行名と支店名、口座番号を指定するだけで大丈夫です。
しかし、他の銀行からゆうちょ銀行に振り込みをしてもらう場合は、支店コードが必要になります。この時、支店コードは3桁の数字ではなく、漢数字で表現することが多いので注意が必要です。
例えば、支店コードが「123」の場合、「一二三店」と表記します。これは、ゆうちょ銀行の支店が実際の店舗ではなく、バーチャル店であるためです。振込先を伝える際は、「ゆうちょ銀行 一二三店」のように伝えましょう。
よくある間違いと対処法
支店コードを調べる際によくある間違いとして、記号の全ての数字に8を足してしまうというものがあります。正しくは、2桁目と3桁目の数字だけに8を足すのですが、うっかり5桁全てに8を足してしまうと、全く違う支店コードになってしまいます。
また、支店コードを漢数字で表現する際に、読み方を間違えてしまうこともあります。例えば、「四」は「シ」ではなく「ヨン」、「七」は「シチ」ではなく「ナナ」と読みます。これは、ゆうちょ銀行の独特のルールなので、注意が必要です。
もし間違いに気づいたら、すぐに訂正することが大切です。振込先の銀行に連絡して、正しい支店コードを伝えましょう。また、ゆうちょ銀行のウェブサイトで再度確認するのも良い方法です。
支店コードを間違えると、振込が遅れたり、最悪の場合は別の口座に振り込まれてしまう可能性もあります。慎重に確認することを心がけましょう。
まとめ:支店コード確認は慣れれば簡単
ゆうちょ銀行の支店コードは、一見複雑に見えるかもしれません。しかし、調べ方を覚えてしまえば、それほど難しいものではありません。通帳やキャッシュカードを見る方法、ウェブサイトで変換する方法、記号から計算する方法のいずれかを使えば、簡単に支店コードを知ることができます。大切なのは、確認を怠らないことと、漢数字での表現に慣れることです。これらに気をつければ、ゆうちょ銀行の支店コードも怖くありません。ぜひ、この記事を参考に、自信を持って支店コードを扱えるようになってくださいね。