東横インの宿泊予約、キャンセルするときはいつまでなら大丈夫? 料金はかかるの? 最新のキャンセルポリシーをチェックして、安心して予約しましょう。
東横インのキャンセル料、基本のルール
東横インは、ビジネス旅行や観光で利用する人気のホテルチェーンです。手頃な価格と便利な立地で知られていますが、予約をキャンセルする際には注意が必要です。キャンセル料がかかるタイミングや金額を把握しておくと、思わぬ出費を防ぐことができます。
個人予約の場合のキャンセル料
個人で予約した場合のキャンセル料について、詳しく見ていきましょう。現在の東横インのキャンセルポリシーでは、宿泊当日の16時までにキャンセルすれば、料金はかかりません。ただし、16時を過ぎてからのキャンセルや、連絡なしで宿泊しない場合(ノーショウ)は、宿泊料金の100%がキャンセル料として請求されます。
例えば、5,000円の部屋を予約していた場合、16時以降のキャンセルでは5,000円のキャンセル料が発生します。これは、ホテル側の機会損失を考慮した設定です。当日の16時を過ぎると、その部屋を他のお客様に提供することが難しくなるためです。
予約時には、キャンセルポリシーをしっかり確認しておくことが大切です。東横インの公式ウェブサイトや予約確認メールには、キャンセルに関する情報が記載されています。不明な点があれば、予約時に直接ホテルに問い合わせるのも良いでしょう。
団体予約の場合のキャンセル料
団体予約の場合は、個人予約とは異なるキャンセルポリシーが適用されます。東横インでは、10室以上の予約を団体予約として扱っています。団体予約のキャンセル料は、以下のように段階的に設定されています。
宿泊日の7日前からキャンセル料が発生し、宿泊料金の10%が請求されます。6日前から2日前までは30%、前日は50%、そして当日のキャンセルは100%のキャンセル料がかかります。
例えば、20室を1泊5,000円で予約した場合(合計100,000円)、5日前にキャンセルすると30,000円のキャンセル料が発生します。前日だと50,000円、当日なら100,000円のキャンセル料となります。
団体予約の場合、個別の契約を結ぶこともあるため、予約時に詳細な条件を確認することが重要です。特に、大人数での旅行やイベントの際には、キャンセルのリスクも考慮に入れて計画を立てましょう。
注目!2025年4月からキャンセルポリシーが変わる
東横インは、2025年4月1日以降の宿泊分から、キャンセルポリシーを変更することを発表しました。この変更は、ホテル業界の動向や顧客ニーズの変化に対応するためのものです。新しいポリシーでは、キャンセル料が発生するタイミングが早まります。
変更のポイント
新しいキャンセルポリシーの最大の変更点は、キャンセル料が発生する時間が16時から12時に前倒しされることです。つまり、宿泊当日の12時以降にキャンセルすると、宿泊料金の100%がキャンセル料として請求されることになります。
この変更により、ホテル側は部屋の再販売の機会を増やすことができます。一方で、宿泊客にとっては、キャンセルの判断をより早く行う必要が出てきます。
例えば、出張の予定が急に変更になった場合、これまでは当日の15時59分までキャンセル料なしでキャンセルできましたが、新ポリシーでは11時59分までに判断を下す必要があります。
新旧ポリシーの比較
新旧のキャンセルポリシーを比較してみましょう。
旧ポリシー:
- 宿泊当日の16時まで:キャンセル料なし
- 宿泊当日の16時以降:宿泊料金の100%
新ポリシー(2025年4月1日以降の宿泊分):
- 宿泊当日の12時まで:キャンセル料なし
- 宿泊当日の12時以降:宿泊料金の100%
この変更により、キャンセル料が発生するまでの時間が4時間短縮されます。宿泊客は、より早い段階で予定を確定させる必要があります。
ただし、団体予約のキャンセルポリシーには変更がありません。10室以上の予約については、従来通りの段階的なキャンセル料が適用されます。
新ポリシーは2025年4月1日以降の宿泊分から適用されるため、それ以前の予約には影響しません。しかし、長期の予約を考えている場合は、この変更を念頭に置いて計画を立てることが大切です。
キャンセル料を避けるコツ
キャンセル料は、予期せぬ出費につながる可能性があります。しかし、いくつかのコツを押さえておけば、キャンセル料を避けたり、最小限に抑えたりすることができます。
予約時の注意点
予約を入れる際には、以下の点に注意しましょう。
まず、旅行の日程が確定してから予約することが大切です。特に、仕事の予定や他の参加者のスケジュールに左右される場合は、全員の予定を確認してから予約するようにしましょう。
次に、キャンセル料が発生しない期間内での予約変更を検討してください。例えば、到着日を1日遅らせたい場合、キャンセル料が発生する前に変更すれば、追加料金なしで対応できる可能性があります。
また、フレキシブルな料金プランの利用も検討しましょう。通常よりも料金は高くなりますが、キャンセルや変更が自由にできるプランもあります。急な予定変更の可能性が高い場合は、こうしたプランを選ぶのも一つの手です。
さらに、東横インのメンバーシッププログラムに加入することで、予約の柔軟性が高まる場合があります。メンバー特典として、キャンセルポリシーの緩和や早期チェックインなどが用意されていることもあるので、頻繁に利用する方は検討してみるとよいでしょう。
キャンセルする際のテクニック
予約をキャンセルせざるを得ない状況になった場合、以下のテクニックを活用してみましょう。
まず、キャンセルの決断はできるだけ早く行うことが重要です。キャンセル料が発生する時間ぎりぎりまで悩むよりも、早めに決断して連絡を入れることで、ホテル側も対応しやすくなります。
次に、キャンセルではなく日程変更ができないか確認してみましょう。例えば、1週間後の同じ曜日に変更できれば、キャンセル料を避けられる可能性があります。ホテルの空室状況によっては、柔軟に対応してくれることもあります。
また、キャンセルの理由が病気や事故、自然災害などのやむを得ない事情の場合は、その旨をホテルに説明してみましょう。状況によっては、キャンセル料を減額してくれる場合もあります。ただし、これはホテルの裁量によるものなので、必ずしも保証されるわけではありません。
最後に、キャンセルする際は必ず電話やメールで直接連絡を入れましょう。ノーショウ(連絡なしの不泊)は、ホテル側にとって最も困る行為です。誠意を持って対応することで、今後の利用時にも良い関係を築くことができます。
特別プランのキャンセル料に要注意
東横インでは、通常の宿泊プラン以外にも、様々な特別プランが用意されています。これらのプランは魅力的な料金や特典が付いていることが多いですが、一方でキャンセル条件が通常よりも厳しく設定されていることがあります。
早割プランのキャンセル条件
早割プランは、通常よりも安い料金で予約できる人気のプランです。しかし、この割引の代わりに、キャンセル条件が厳しくなっていることが多いです。
例えば、通常のプランでは宿泊当日の16時(2025年4月からは12時)までキャンセル料がかからないのに対し、早割プランでは予約時点からキャンセル料が発生する場合があります。具体的には、予約時から30日前までは10%、29日前から15日前までは20%、14日前から前日までは50%、当日は100%といった具合です。
このようなプランを利用する際は、旅行の予定がほぼ確定していることを確認しましょう。また、キャンセル料と通常料金との差額を比較し、リスクを考慮した上で予約するのが賢明です。
会員限定プランの場合
東横インのメンバーシッププログラムに加入している場合、会員限定の特別プランを利用できることがあります。これらのプランは、通常よりも有利な条件で予約できる反面、キャンセルポリシーが異なる場合があります。
例えば、会員限定の超早割プランでは、予約時点から100%のキャンセル料が適用されることがあります。これは、非常に安い料金で提供される代わりに、キャンセルの融通が効かないことを意味します。
会員限定プランを利用する際は、必ずキャンセルポリシーを確認しましょう。また、ポイントの利用や特典との組み合わせによって、キャンセル条件が変わることもあるので注意が必要です。
特別プランは魅力的ですが、その分リスクも高くなります。旅行の目的や予定の確実性、予算などを総合的に考慮して、自分に合ったプランを選びましょう。
キャンセル手続きの方法
予約をキャンセルする必要が生じた場合、正しい手順で手続きを行うことが重要です。東横インでは、オンラインと電話の両方でキャンセルが可能です。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
オンラインでのキャンセル方法
東横インの公式ウェブサイトから予約した場合、オンラインでのキャンセルが可能です。手順は以下の通りです。
- 東横インの公式ウェブサイトにアクセスします。
- 「予約確認・キャンセル」のページに進みます。
- 予約時に発行された予約番号と、登録した電話番号を入力します。
- 予約内容の確認画面が表示されるので、キャンセルしたい予約を選択します。
- キャンセルの理由を選択し、確認画面で内容を確認します。
- 最後に「キャンセルする」ボタンをクリックして完了です。
オンラインでのキャンセルは24時間いつでも可能で、手続きも簡単です。ただし、キャンセル料が発生する時間帯にはシステム上で警告が表示されるので、よく確認してから進めましょう。
また、複数日程の予約の一部をキャンセルしたい場合や、人数の変更をしたい場合は、オンラインでの対応が難しいことがあります。そのような場合は、電話での対応をおすすめします。
電話でのキャンセル方法
電話でのキャンセルは、より柔軟な対応が可能です。特に、複雑な変更や特別な事情がある場合は、電話での対応が適しています。
電話でキャンセルする場合の手順は以下の通りです。
- 予約したホテルの電話番号を確認します。予約確認メールや東横インの公式サイトで確認できます。
- ホテルに電話をかけ、キャンセルしたい旨を伝えます。
- 予約番号、宿泊者名、宿泊日を伝えます。
- キャンセルの理由を簡単に説明します。
- キャンセル料が発生する場合は、その金額と支払い方法を確認します。
- キャンセルが完了したことを確認し、キャンセル番号があれば控えておきます。
電話でのキャンセルは、直接スタッフとやり取りができるため、不明点をその場で解決できるメリットがあります。また、キャンセル料が発生する場合でも、状況によっては柔軟な対応をしてもらえる可能性があります。
まとめ:東横インのキャンセル料、押さえておくべきポイント
東横インのキャンセルポリシーについて、重要なポイントをまとめましょう。まず、2025年4月1日からキャンセルポリシーが変更されます。新しいポリシーでは、宿泊当日の12時以降のキャンセルに対して宿泊料金の100%がキャンセル料として請求されます。これは以前の16時からの変更なので、注意が必要です。早めの判断と連絡が大切になります。オンライン予約の場合は、ウェブサイトから簡単にキャンセル手続きができます。複雑な変更や特別な事情がある場合は、電話での対応がおすすめです。キャンセル料を避けるには、予定が確定してから予約することや、フレキシブルなプランを選ぶことも検討しましょう。東横インの会員になると特典もあるので、頻繁に利用する方は検討する価値があります。