韓国旅行の最終日、重たいスーツケースを引きずりながら観光するのは大変です。でも、ソウル駅で事前チェックインを利用すれば、手ぶらで最後の時間を楽しめます。空港での長蛇の列に並ぶ必要もありません。このサービスを使えば、旅の締めくくりをゆったりと過ごせます。
ソウル駅の事前チェックインって何?
ソウル駅の事前チェックインは、仁川国際空港に行く前に搭乗手続きを済ませられるサービスです。空港での混雑を避けて、スムーズに出国できる便利な仕組みです。
都心空港ターミナルの基本情報
ソウル駅の地下2階に「都心空港ターミナル」があります。ここで搭乗手続きや荷物の預け入れができます。空港と同じように、チェックインカウンターや出国審査場が設置されています。
利用時間は朝早くから夜までです。搭乗手続きと荷物預けは5:20から19:00まで、出国審査は5:30から19:00まで行っています。朝一番の便でも、夜遅い便でも利用できるので安心です。
利用できる航空会社
ソウル駅の事前チェックインは、主要な航空会社で利用できます。
第一ターミナルを利用する航空会社は、アシアナ航空、チェジュ航空、ティーウェイ航空、エアソウル、エアプサン、イースター航空です。
第二ターミナルを利用する航空会社は、大韓航空とジンエアーです。
日本の航空会社は対象外なので注意が必要です。韓国の航空会社を利用する際に、このサービスを活用しましょう。
事前チェックインのメリット
ソウル駅で事前チェックインを利用すると、様々なメリットがあります。旅の最後を快適に過ごせる秘訣がここにあります。
荷物を早めに預けられる
最大のメリットは、重い荷物を早めに預けられることです。チェックアウト後も、手ぶらで観光を楽しめます。お土産を買い足す余裕もできますし、地下鉄やバスの移動も楽になります。
ソウル駅周辺には荷物を預けるロッカーが少ないので、このサービスは特に便利です。荷物の心配をせずに、最後の時間を存分に楽しめます。
空港での待ち時間短縮
空港に着いてからの待ち時間も大幅に短縮できます。通常のチェックインカウンターに並ぶ必要がないので、混雑時でもスムーズに進めます。
特に繁忙期や連休中は、空港のチェックインカウンターが長蛇の列になることがあります。事前チェックインを利用すれば、そんな心配もありません。空港到着後は、セキュリティチェックと搭乗口に向かうだけです。
最後まで観光を楽しめる
荷物を預けて身軽になれば、最後の時間を有効に使えます。ソウル駅周辺の南大門市場や明洞でショッピングを楽しんだり、近くの南山ソウルタワーに登ったりできます。
時間に余裕があれば、少し足を伸ばして景福宮や仁寺洞を訪れるのもいいでしょう。韓国旅行の思い出を、最後の最後まで作れます。
事前チェックインの手順
ソウル駅での事前チェックインは、思ったより簡単です。手順を追って説明していきます。
AREX直通列車のチケット購入
まず、AREX(エアポートレールロードエクスプレス)の直通列車チケットを購入します。これは必須条件です。ソウル駅の地下2階にある専用カウンターか自動販売機で買えます。
料金は大人1人13,000ウォンです。子供料金は9,500ウォンです。発券機は日本語対応しているので、操作に困ることはありません。
時間帯によっては混雑するので、事前にオンラインで購入しておくのもおすすめです。空港鉄道のホームページやコネスト、KKdayなどで予約できます。座席指定まで済ませておけば、当日はよりスムーズです。
チェックインカウンターでの手続き
チケットを購入したら、チェックインカウンターに向かいます。搭乗する航空会社のカウンターで手続きを行います。
必要なものは、パスポート、航空券(Eチケット)、そしてAREX直通列車のチケットです。これらを用意して、カウンターのスタッフに渡します。
ここで注意が必要なのは、手続きの締め切り時間です。第1ターミナルから出発する場合は出発時刻の3時間前、第2ターミナルの場合は3時間20分前までに済ませる必要があります。余裕を持って行動しましょう。
カウンターでは、通常の空港チェックインと同じように手続きが進みます。荷物を預け、搭乗券を受け取ります。預ける荷物の重量制限は航空会社によって異なるので、事前に確認しておくといいでしょう。
出国審査の流れ
チェックインが終わったら、出国審査に進みます。パスポートと搭乗券を持って、審査カウンターに向かいます。
ここでの手続きも、空港での出国審査とほぼ同じです。係官がパスポートをチェックし、出国スタンプを押してくれます。
出国審査を通過したら、あとは空港に向かうだけです。AREX直通列車に乗って、仁川国際空港へ移動します。列車の所要時間は、第1ターミナルまで約43分、第2ターミナルまで約51分です。
空港に着いたら、セキュリティチェックを受けて搭乗口に向かいます。チェックインや出国審査は済んでいるので、とてもスムーズに進められます。
注意すべきポイント
便利な事前チェックインですが、いくつか注意点があります。トラブルなく利用するために、しっかり確認しておきましょう。
利用時間の制限
事前チェックインの利用時間には制限があります。先ほども触れましたが、チェックインと荷物預けは5:20から19:00まで、出国審査は5:30から19:00までです。
早朝や深夜の便の場合は、このサービスが使えない可能性があります。自分の便の出発時刻をよく確認して、利用可能かどうか判断しましょう。
また、チェックインの締め切り時間にも注意が必要です。第1ターミナル利用の場合は出発3時間前、第2ターミナル利用の場合は3時間20分前までです。この時間を過ぎると、空港でのチェックインが必要になります。
対象外の航空便
全ての航空便で事前チェックインが利用できるわけではありません。対象外となる便もあるので、注意が必要です。
例えば、チャーター便や不定期便は利用できません。また、団体旅行で利用する便も対象外です。個人旅行で定期便を利用する場合に限られます。
日本の航空会社(JAL、ANA、ピーチなど)も対象外です。韓国の航空会社を利用する場合にのみ、このサービスが使えます。
手荷物の制限
預ける手荷物にも制限があります。サイズオーバーの大型荷物や、楽器、ペットなどは事前チェックインで預けられません。
また、重量オーバーの場合の追加料金支払いは、空港でしか対応できません。ソウル駅では支払いができないので注意しましょう。事前に荷物の重さを確認し、制限内に収めておくのが賢明です。
トラブル防止のコツ
事前チェックインを上手に利用するには、いくつかのコツがあります。トラブルを防いで、スムーズに出国するためのポイントを紹介します。
早めの到着がおすすめ
ソウル駅での手続きは、思ったより時間がかかることがあります。特に観光シーズンや週末は混雑しやすいので、余裕を持って行動しましょう。
出発の4時間前くらいにソウル駅に到着するのがおすすめです。手続きに時間がかかっても、AREXの直通列車に乗り遅れる心配がありません。
早く着きすぎても大丈夫です。ソウル駅周辺には観光スポットがたくさんあります。南大門市場でお土産を探したり、明洞でショッピングを楽しんだりできます。時間を有効に使えます。
必要書類の確認
必要な書類は事前にしっかり確認しましょう。パスポート、航空券(Eチケット)、AREX直通列車のチケットが最低限必要です。
これらに加えて、ビザが必要な国に行く場合は、ビザの確認も忘れずに。韓国から直接、第三国に行く場合は特に注意が必要です。
また、航空会社によっては追加の書類が必要な場合もあります。事前に航空会社のウェブサイトで確認するか、直接問い合わせるのがいいでしょう。
空港到着後の流れ
事前チェックインを利用しても、空港での手続きが全くないわけではありません。到着後の流れを把握しておくと安心です。
空港に着いたら、まずセキュリティチェックを受けます。液体物の制限やノートパソコンの取り出しなど、通常のセキュリティチェックと同じ流れです。
その後、出国審査場に向かいます。ソウル駅で出国審査を受けているので、専用レーンを通ることができます。一般レーンよりもスムーズに通過できるでしょう。
最後に、搭乗口に向かいます。搭乗時刻に余裕があれば、免税店でのショッピングや食事を楽しむこともできます。
まとめ
ソウル駅での事前チェックインは、韓国旅行の締めくくりを快適にする便利なサービスです。荷物を早めに預けられ、空港での待ち時間も短縮できます。利用条件や注意点をしっかり確認し、上手に活用しましょう。最後の時間まで韓国旅行を存分に楽しめます。